スーパーの大豆コーナーで、いつもの豆腐と納豆をなんとなくかごに入れていませんか。
種類が多くて迷ううえに、日持ちしないものも多い大豆製品。
「使いこなせずに余らせそう」と思うと、新しいものにはなかなか手が出せませんよね。
そこで今回は、わが家で実際に使っている大豆製品と、その使い分けをご紹介します。
この記事でわかること
・大豆製品の種類(作り方で4つに分けた一覧)
・豆腐・納豆・豆乳などの、味や食感の違い
・暮らしの場面に合わせた選び方
・わが家でよく作る、かんたんレシピ
大豆製品とは?種類を一覧でチェック
大豆製品とは、大豆を原料にした食品のこと。
大豆からできるものを作り方で4つに分けると、ぐっとわかりやすくなります。

| 作り方 | 主な大豆製品 |
|---|---|
| そのまま・煎る・ひく | 大豆の水煮・蒸し大豆、煎り大豆、きなこ |
| 発酵させる | 納豆、味噌、しょうゆ、テンペ |
| しぼる・固める | 豆乳、豆腐、油揚げ、厚揚げ(生揚げ)、がんもどき、高野豆腐(凍り豆腐)、湯葉 |
| しぼった残り | おから |
豆乳を固めると豆腐に、豆腐を揚げると油揚げや厚揚げに。
豆腐を凍らせて乾かしたものが、高野豆腐です。

豆乳から豆腐、豆腐から油揚げ。じつはみんな、つながっているんだよ。
同じ大豆でも、作り方で姿も味もこんなに変わるのですね。
豆腐・納豆・豆乳はどう違う?味・食感と向いている料理
同じ大豆からできていても、味や食感がちがうので、向いている料理も変わります。

| 大豆製品 | 味・食感 | 向いている料理 |
|---|---|---|
| 木綿豆腐 | しっかりして、くずれにくい | 炒め物、豆腐ハンバーグ、煮物 |
| 絹ごし豆腐 | なめらかで、やわらかい | 冷奴、味噌汁、スープ |
| 納豆 | 粘りと独特の風味 | ごはんにのせる、和え物、オムレツ |
| 豆乳 | まろやかで、大豆の香りがやさしい | スープ、鍋、飲み物、おやつ |
| 油揚げ・厚揚げ | 香ばしく、食べごたえがある | 味噌汁、煮物、焼いてそのまま |
| 高野豆腐 | だしをよく吸う | 煮物、卵とじ |
| おから | しっとり、ほろほろ | 炒り煮、ハンバーグのつなぎ、おやつ |
| きなこ | 香ばしく、甘いものと合う | ヨーグルト、トースト、おもち |
わが家で一番手軽にとれるのは、豆乳です。
料理に使いやすいのは、豆腐と油揚げ。
「ちょっと一品足りないな」という日は、納豆に助けてもらっています。
どれもアレンジしやすいので、料理に合わせて選べば大丈夫です。

炒め物なら木綿、冷奴なら絹ごしがおすすめだよ。
参考:100gあたりのエネルギーとたんぱく質
| 大豆製品 | エネルギー | たんぱく質 |
|---|---|---|
| 木綿豆腐 | 73kcal | 7.0g |
| 絹ごし豆腐 | 56kcal | 5.3g |
| 糸引き納豆 | 184kcal | 16.5g |
| 豆乳(無調整) | 43kcal | 3.6g |
| 油揚げ(生) | 377kcal | 23.4g |
| 生揚げ(厚揚げ) | 143kcal | 10.7g |
| おから(生) | 88kcal | 6.1g |
| きな粉(黄大豆・全粒大豆) | 451kcal | 36.7g |
| 凍り豆腐(乾) | 496kcal | 50.5g |
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省)から引用
きなこと高野豆腐は乾物なので、一度に100gも食べることは、まずないですよね。
数字だけで選ばず、食べやすさで選んでみてくださいね。(管理栄養士としても、続けやすさがいちばん大事だと思っています)

表は参考くらいでOK。食べやすいものから選んでね!
どれがいちばん、ではなく、料理に合わせて選ぶと楽しくなります。
どれを選べばいい?暮らしの場面と家族に合わせて
大豆製品は、「いつ食べるか」と「食べやすさ」で選ぶのがおすすめ。
毎日の献立に取り入れやすくなります。
① 暮らしの場面で選ぶ
| 場面 | 選びやすい大豆製品 | ひとこと |
|---|---|---|
| 朝が忙しい | 納豆、豆乳 | 買うだけ・飲むだけ |
| 夕飯のおかずを増やしたい | 豆腐、油揚げ、厚揚げ | 味噌汁やサラダに足す |
| おやつに | きなこ、豆乳 | ヨーグルトや牛乳にまぜる |
| 家に置いておきたい | 大豆の水煮、高野豆腐 | 日持ちするものが多い |
② 家族の年代ごとのヒント
| 年代 | 選ぶときの視点 | 例 |
|---|---|---|
| 成長期のお子さん | 食べやすい形、好きな味つけで | 豆腐ハンバーグ、きなこのおやつ、豆乳スープ |
| 働く世代 | 忙しくても、買うだけ・足すだけ | 納豆、豆乳、豆腐 |
| 40〜50代 | いくつかを組み合わせて、飽きずに | 朝は納豆、夕飯は豆腐の味噌汁 |
| 60代以降 | やわらかく、食べやすい形に | 豆腐、湯葉、ひきわり納豆、豆乳 |
年代で「これがいい」と決める必要はありません。
その日の家族の様子に合わせて、食べやすい形を選んでみてください。

家族の「今日の気分」に合わせて選べばOKだよ。
③ わが家の選び方
わが家の決め手は、「家に置いておけるか」。
油揚げは、冷凍して家に常備。
納豆も、余ったら冷凍庫へ。
わが家で使っているパウチの水煮大豆は、賞味期限が長め。いつも家にあります。
豆乳は、前はスーパーで買っていました。
今は豆乳メーカーで作るので、置いているのは乾燥大豆です。
豆乳を切らさずに使う分だけ作れるので気に入っています。
豆腐は一品がすぐにできるので、よく買うもののひとつ。
きなこも、置いておくと便利です。
ホットケーキにかけたり、牛乳に入れたり。
保存の方法や日数は、商品によってさまざま。
冷凍するときも、商品の表示を確かめてくださいね。

ぼくも余ったら、冷凍庫で出番を待ってるよ。
「家に置いておけるか」で選ぶと、使い切れずに困ることが減りますよ。
毎日食べたくなる!大豆製品のかんたんレシピ
大豆製品は、「のせる・足す・まぜる」だけで、いつもの料理がひと工夫に。
わが家でよく作るものを紹介しますね。
① 余った納豆で「納豆の天ぷら」
余ってしまった納豆は、冷凍庫へ。
凍ったまま食べやすい大きさに切り、天ぷらにすると扱いやすいです。
材料
・納豆(凍らせたもの)
・天ぷら粉
・ねぎ
・めんつゆ
作り方
1. 凍った納豆を、食べやすい大きさに切る。
2. 天ぷら粉で衣をつけて、揚げる。
3. 器に盛り、ねぎを上に添える。
4. めんつゆをつけていただく。
天ぷら粉の溶き方は、袋の表示にしたがってくださいね。
凍ったまま揚げるので、油はねにはご注意を。
② 焼肉のタレで「豆腐の肉巻き」
使うのは、くずれにくい木綿豆腐。
味つけは焼肉のタレだけなので、忙しい日でも作れます。
材料
・木綿豆腐
・豚バラ肉(薄切り)
・片栗粉
・焼肉のタレ
作り方
1. 木綿豆腐を水切りして、少し細長く切る。
2. 豆腐に豚バラ肉を巻く。
3. 表面に片栗粉をまぶす。
4. フライパンで焼く。
5. 焼肉のタレで味つけをする。

木綿のぼくなら、巻いて焼いてもくずれにくいよ。
③ トースターで「油揚げ焼き」
油揚げを焼くだけの、いちばんかんたんな一品です。
冷凍しておいた油揚げで作れるので、もう一品ほしい日にぴったり。
材料
・油揚げ
・ねぎ
・しょうがじょうゆ
作り方
1. 油揚げを半分に切る。
2. そのまま、トースターで焼く。
3. ねぎを散らす。
4. しょうがじょうゆを上からかける。
④ そうめんで作る「豆乳担々麺」
麺はそうめんなので、ゆで時間が短くてすみます。
温かいスープでも冷やしたスープでもおいしいですよ。
材料
・そうめん
・ひき肉
・にら
・豆乳
・ごま
・味噌
・豆板醤
・鶏ガラスープ
作り方
1. ひき肉とにらを炒める。
2. 豆乳・ごま・味噌・豆板醤・鶏ガラスープを鍋に入れて、一緒に温める。
3. そうめんをゆでる。
4. 器にそうめんを入れてスープをかけ、炒めたひき肉とにらをのせる。

温かくても、冷たくしても、おいしく食べてね!
⑤ 水煮大豆で「大豆としらすの甘辛」
家に置いてある水煮大豆で作れる、大豆の水煮のアレンジです。
材料
・大豆の水煮
・しらす
・片栗粉
・揚げ油
・砂糖
・みりん
・しょうゆ
作り方
1. 大豆の水煮の水を切り、片栗粉をまぶす。
2. 大豆を油で揚げる。
3. しらすも揚げる。
4. 揚げた大豆としらすを、砂糖・みりん・しょうゆと一緒にフライパンで絡める。
大豆はしっかり揚げると、パリッとしておいしくなりますよ。
豆乳のアレンジは、別の記事でもまとめています。
↓
豆乳、こんな飲み方があったの?続けやすいアレンジレシピ9選
食べ飽きたら、上の一覧から別の大豆製品を選んでみてください。
よくある質問
- Q木綿豆腐と絹ごし豆腐、どちらを使えばいい?
- A
形を残したい料理は木綿豆腐、なめらかさを楽しみたい料理は絹ごし豆腐がおすすめです。
炒め物や豆腐ハンバーグは木綿、冷奴や味噌汁は絹ごし、と覚えておくと迷いません。
- Q高野豆腐って、どう使えばいいの?
- A
だしをよく吸うので、煮物や卵とじに向いています。
もどし方は商品によってちがうので、袋の表示にしたがってください。
- Q豆乳が苦手な子どもでも食べやすい方法は?
- A
スープや鍋、おやつにまぜると、豆乳の風味が気になりにくくなります。
- Q余った油揚げはどうしたらいい?
- A
わが家では冷凍して、味噌汁や煮物に使っています。
保存の方法や日数は、商品の表示を確かめてくださいね。
まとめ
・大豆製品は、作り方で4つに分けるとわかりやすい
・味と食感がちがうので、料理に合わせて使い分ける
・「のせる・足す・まぜる」だけで、いつもの料理がひと工夫になる
いろいろな種類を、少しずつ楽しんでみてください。
迷ったら、今日は油揚げを1枚、味噌汁に足すところからで大丈夫です。
※食物アレルギーがある方や、持病・服薬中の方は、医師に相談のうえで取り入れてください。


コメント